電脳的大宇宙Ver.2.0を観てきました
先月の終わりごろに、ようやく葛飾区郷土と天文の博物館の秋の新作『電脳的大宇宙Ver.2.0』を観に行くことができました。
この作品は、従来からの「観測による天文学」、「理論による天文学」に加え、宇宙の謎を解くための第三の天文学である「シミュレーション天文学」を扱った、最新の天文学の流れを知ることができるとても興味深い作品です。
そのように言うと、何か難しそうな印象を受けるかもしれませんが、観てみると驚くほどにさらっとすっきりと、何とも軽々と「シミュレーション天文学」とはどういうことを行ってどういうことを明らかにしているのか、とても具体的に明瞭にわかります。
その理由は、可視化にあるように思えましたが、全体の構成や解説者の語りも大きな理由なのだろうと思いました。
それに加え、この作品をぴりりと引き締める格好良い電脳的(?)全天CGシーンが登場し、観ているこちら側を電脳の世界へと誘うことで、違和感なく「シミュレーション天文学」の世界へ入り込むことができます。
葛飾のプラネタリウム作品にまた一つ新たなシリーズが誕生した、そう思いました。
「電脳的大宇宙Ver.2.0」のページはこちら
http://www.museum.city.katsushika.lg.jp/planetarium/program/season/20151006/index.php
是非、葛飾区郷土と天文の博物館へお出かけください。
葛飾区郷土と天文の博物館のHPはこちら
http://www.museum.city.katsushika.lg.jp/