東芝科学館で「科学映像クリエータの挑戦」

(写真は毎日jpより転載しました)

国立天文台の科学文化形成ユニットの修了生主催のイベントを2月2日に行いました。毎日新聞の記者が取材に来て、毎日jp(神奈川版)の記事で紹介していただきました。科学文化を広めていくための一歩だと思いました。記事で紹介いただけたのは嬉しいことですが、私一人だけが取り上げられるのはちょっと不公平だなあと思います。主催者の中川さん、一緒に登壇した岡本さん、飯田さんをはじめ、病欠してしまった並木さん、上映会を支えていただいた皆さまに感謝します。

以下全プログラムの写しです。これらを各2回上演しました。(敬称略)

■科学映像の上映とトーク

「Snowflake~雪は天からの手紙~(予告編)」 広橋勝
雪の魅力と成り立ちの不思議を、科学的側面と美的な側面の両面から アプ
ローチした作品。 CG映像を駆使し、 降雪シーンのシュミレーションを重ね、
ドーム空間ならではの雪の疑似体験を可能にしました。

「せいのすけとお父さんのブラックホール地図旅行」 森愛梨
絵本を読んでいるような感じを目指し制作。この作品を作っている最中に生
まれた自分の子供の名前も「せいのすけ」にしたかったのですが、別の名前
になりました。
映像提供: 森 愛梨、国立天文台 科学文化形成ユニット

「アイスワンダーランド(予告編)」 岡本崇志
すべてが氷に覆われた白い惑星、奇妙なモンスターでいっぱいのカンブリア
の海…。全編フルCGで贈る、時空を超えた大冒険のサイエンス・エンターテイ
メント作品です。
制作・著作: 財団法人 科学技術広報財団
エクスプローラーズ ジャパン株式会社

「ゆうやけおばけがつかまえた」 飯田将茂
黄昏時の精神的な感動を捉え、 手描きの絵で表現した鮮烈なドーム・アート
作品。TOKYO DESIGNERS WEEK2012をはじめ、アートイベントや科学館での
ドーム投影で好評を得た本作品の、制作秘話もご紹介します。
映像提供: 飯田将茂、国立天文台 科学文化形成ユニット

「はやぶさの旅」 塩谷保久
小惑星探査機 はやぶさ」を紹介した作品です。校外学習でプラネタリウム
を訪れた小学生のために作りました。 数々のトラブルに見舞われながらも、
目的を達成した「はやぶさ」。「決してあきらめない」・・・この気持ちこそがはや
ぶさを成功に導きました。将来宇宙を舞台に仕事をしたい人へ、はやぶさス
タッフからの熱いメッセージもお見逃しなく。
制作: 株式会社 東急コミュニテイー
制作協力: 株式会社 サイエンスアート社
映像提供: JAXA NASA

■3D映像上映と解説
「雪のかたち」 並木優子
雪の結晶1つ1つをじっくり見せるとともに、温度や湿度の条件による形
のバリエーションを楽しめる3D 映像作品です。 第3回国際科学映像祭
ドームフェスタ「ショートプログラムコンテスト」優秀賞受賞。

「Mitaka」 国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト4D2U
国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクトで開発している、天文学の
様々な観測データや理論的モデルを見るためのソフトウェア。地球から
宇宙の大規模構造までを自由に移動しながら、時空を越えた3D映像を
お楽しみください。
操作・解説: 平井明(国立天文台天文情報センター広報普及員)

皆さまお疲れさまでした。